インタビュー
チーフデザイナー/樺島彩乃

丁寧で誠実な会社の姿勢に惹かれた。

私は学校を卒業後、不動産会社の経理として働いていたのですが、いつしかクリエイティブな仕事に憧れを持つようになり、会社に在籍しながらデザインのスクールに通いました。デザインの基礎知識を身に付けた後、Web制作会社へ転職。Webデザイナーとしてのキャリアをスタートさせました。2年半ほど勤めた後、さらなるスキルアップを目指してシステム会社へ。この会社では、WebデザインやUIデザイン、ソーシャルゲームのデザインなどを手掛けていました。仕事として初めてコーディングを任され、プログラマと一緒に作業する経験を積むことができ、日々スキルアップを実感しながら働いていたのですが、会社の事業撤退に伴い、転職を余儀なくされることに。

次の転職先は、これまで培ったスキルを活かしつつ、さらにスキルアップできる環境を探していました。そんなときに見つけたのが、RRJの求人です。多様なコンテンツを扱っていたので、色々な経験が積めるところに魅力を感じ、応募しました。入社の決め手は、選考中、とても丁寧で誠実なやりとりをしてもらえたため、この会社であれば安心して働けると思ったからです。このときに感じた第一印象は入社後も全く変わらず、自分の直感を信じて良かったと思います。

今も大事にしている、日本経済新聞の記事。

現在私が担当している業務は、オーディオブック配信サイト「kikubon(キクボン)」と、「銀河英雄伝説公式ポータルサイト」を中心としたWebデザイン業務やグッズデザインなどです。Webデザインの際に心掛けているのは、ユーザーが求めている情報にどれだけ早く辿り着けるか？を意識すること。ストレスなく直感的に操作できるデザインを大切にしています。

RRJで働く面白さは、Webデザインだけでなく、グッズデザインなどさまざまなデザインを任せてもらえるところです。これまでに私は、銀河英雄伝説のCDボックスのパッケージデザインや、アクリルスタンドやクリアファイルなどのグッズデザイン、リマスター映画のポスター制作などを手掛けました。自分のデザインが商品として形になり、またコンビニで商品のCMが流れたりするなど、Webデザインとはまた違った面白さがあり感動したのを覚えています。もちろん印刷物はWebと違って世の中に出てしまうと修正がきかないため、スペル間違いなどがあれば大変なこと。今までに感じたことのないプレッシャーはありましたが、完成したときの喜びはそれを上回るほどでした。

入社して一番嬉しかった出来事は、2016年に「kikubon」がオーディオブックの紹介記事として日本経済新聞に載ったことです。「kikubon」が立ち上がって2年目のことでした。自分の関わっているサービスが、誰もが知るメディアに取り上げられ、たくさんの人に知ってもらえたことに誇らしい気持ちになりました。新聞の記事は今でも大事にしています。

私の今の目標は、「kikubon」をさらに大きくしていくこと。現在は、視覚障害のある方や、介護の現場でご高齢の方も聞いてくださっていると、嬉しいお声もいただいています。これからもユーザーの方により楽しんでいただけるように、Webサイトを改良して、使いやすさを追求していきたいと思っています。

10年以上働き続けられるのは、飽きない仕事があるから。

私がRRJに入社したのは2011年。10年以上も続けることができ、毎年、勤務年数の最長記録を更新しています。私が考える“続けたいと思える会社”というのは、仕事にやり甲斐があり、人間関係が良好な環境なのですが、RRJにはその2つが揃っています。まず、やり甲斐のある仕事については、事業の拡大とともに挑戦できる仕事も増えていることが挙げられます。「kikubon」や自社開発のアプリから始まり、ラジオ番組、Nintendo Switchのゲームタイトル、銀河英雄伝説のグッズ制作などへと徐々に事業を拡大する中で、関われる仕事の幅も広がってきました。本人の「やりたい」という意志を尊重してくれる社風があるので、自分の意欲次第でできることが増えていき、何年経ってもワクワクするような仕事に挑戦できています。もちろん初めての仕事は周りのメンバーがサポートしてくれるので、安心して取り組むことができます。私の直属の上司である熊谷は、何かあったら必ず動いてくれる、頼れる存在。任せてもらえるのであれば、頑張って応えたい！という気持ちになりますし、そういう上司の存在があるからこそ、安心して仕事ができているのだと思います。

人間関係が良好な環境については、お互いを尊重し合う社風が根付いているから。そういった会社の雰囲気に惹かれたメンバーが集まっているので、ありがたいことに、今まで人間関係で嫌な思いをしたことがありません。個性もみなバラバラですし、社歴もバックボーンもさまざまなのですが、「いいものを作ろう」という同じゴールを目指しているからこそ、意見が異なるときでもうまく調和できているんだと思います。

社員を第一に考えてくれる安心感。

RRJでは“共存共栄”を経営理念に掲げています。この理念は形骸化することなく、しっかり現場にも根付いているところがRRJの良いところ。RRJは事業拡大に伴って、携わるコンテンツや制作物は増えましたが、大切にしている経営理念は変わりません。そして、社員を第一に考えて、大切にしてくれる会社です。新型コロナウィルスが日本で流行し始めた頃、いち早く社長が動いて、マスクや食料などの物資をメンバーに送ってくれたことがありました。また、新事業が進むときや、会社の方針が決まったときも、必ずオープンに社員に共有してくれます。こういった姿勢からも、社員第一という姿勢が伝わりますし、安心して働ける土壌が整っているなと思います。

また、社長と役員たちの間に強い信頼関係があることも良いところの一つだと思います。社員という立場から見ても、お互いを信頼し合って、同じ方向を見ているということがとても良く伝わってきます。お互いの意見を否定することなく尊重し、一緒にゴールを見つけていく。そういった雰囲気が社内全体へ広がって、安心してのびのび働くことができる職場環境へとつながっているのだと思います。