【逝去による退任のお知らせ】丸宝行晴氏(出版・コンテンツ制作 顧問)

2024.03.04

逝去による顧問退任に関するお知らせ
株式会社アールアールジェイ(社長:橋満克文、以下「当社」)の顧問である丸宝行晴氏が、 2024年2月26日に逝去し、同日をもって当社顧問を退任いたしました。
ここに生前のご厚誼を深く感謝いたしますとともに、下記の通り、謹んでお知らせいたします。


1.退任する顧問 丸宝行晴(マルトミユキハル)
(出版・コンテンツ制作 顧問)
2.退任日(逝去日) 2024 年 2月26日



-代表、橋満克文による追悼の言葉-

顧問には、私もそうですが、弊社、部長、佐藤健一が兎にも角にも可愛がって頂いていました。
息子のように思われていたのだと思います。

丸宝行晴氏とは田中芳樹先生のお誕生日会で知り合いました。
その場で佐藤健一と話し、「お前生意気だな、気に入った!」と仲良くなり、弊社とのご縁が深まっていきました。

弊社は、当時、丸宝行晴氏の人柄と経験、その言葉を非常に貴重なものだと受け止め、顧問に就任していただくことにしました。

2020年11月より準備をはじめ、来年1月からいよいよ顧問に就任ということでお話を進めていたのですが、2020年11月下旬に丸宝行晴氏の病気が発覚をしました。
病気といえども働けないわけではないと思い、顧問には変わらず就任頂きましたが、反面、そんな折に大任を引き受けて頂けたこと心より感謝申し上げております。

丸宝行晴氏は元集英社であり、プレイボーイ誌の編集長時代の逸話や、交友関係など多くの刺激的なお話を、体調の良いときに限りお話を頂いておりました。
どのお話も弊社の見ることが出来ない広い視点でのお話ばかりで、本当に勉強になりました。
中でも、田中芳樹先生がキングコングをノベライズした際のお話は印象深く、詳細は記載しませんが、「私が先生と呼ぶ人は田中芳樹先生のみである」と私の前でそうお話をされていました。

また、国際レースなどの免許をお持ちであり、レース出場の際に丸宝行晴さんのテーマソングとしてつくられたというウルフルズの「すっとばす」「車が走る」があるとのことで、ちょっとした自分専用バージョンもあるのだとお話をされていましたが、火葬場への見送りの際に「車が走る」のデモテープが流されていました。

嘘とは思っていませんでしたが、本当なんだなと思いました。

たくさんの花に包まれ、丸宝さんは旅立たれたのですが、その上には田中芳樹先生が丸宝さんの奥様に寄せた追悼の原稿といつも持たれていた鞄と帽子が共に棺に納められていました。(お写真で被られているハットです)

お花も相当数かつ著名人からも多く寄せられていたのですが、あのトム・クルーズから来ている日本人はそうそういないと思います。
『オール・ユー・ニード・イズ・キル』での丸宝さんの大活躍は、作品の人気と共に語られることになると思います。

うちの会社とは2021年1月から顧問として働いて頂いていましたので、2020年11月下旬に病気が発覚した際には余命半年であると宣告されていたとのことでしたので、そこから考えれば、見事に病に打ち克った方でもあったと思います。

どうやら、先日の雪が降った日にお腹が痛いと体調不良を訴えられていましたが、それまでは割と元気だったとのことでした。

我々には昨年12月にお会いしてから(クッキーをいつも焼いて持ってきてくださりました)、そろそろバレンタインだなと思っていたので、バレンタインなかったな?と思った時に、もっと顧問の病状を気遣い言葉を掛け、想うことがどうして出来なかったのだろうかと、自分の鈍さを恥じ入るばかりです。
そして、丸宝さんの常に快活な性格に、私は、だまされていました。
まさか、こんなに元気で強い印象のままお別れするとは思いませんでした。

株式会社アールアールジェイの最初の顧問でもあり、これからも語り継がれるであろう顧問の通夜と葬式には多くの人が来られていました。
「僕のときはこの10分の1も来ないよ」とは、取締役小川に僕が話した言葉。
本当すごすぎる人柄と偉業に、感嘆の想いと、そのお人柄に、哀悼の意を、深く深く添えさせて頂き、言葉を締めさせて頂きます。


写真は田中芳樹先生からのメッセージです。もう燃えてしまってないと思います。


株式会社アールアールジェイ
株式会社ロックンロールジャーニー
株式会社TWALK
代表取締役 橋満克文

2024年3月4日


丸宝さん、本当にありがとうございました。
本当に、かっこよかったです!